遊びの先生

町内会のバザー会場の一角で、今年も「ゲームコーナー』の担当を任された。

前回は、下町の町工場で出る廃材を使ってゲームをしたが、
今年は以前からやってみたかった防災ゲームをやってみた!


近所の激安スーパーからダンボールを貰ってきて、
ペンキ用の刷毛を使ってPOP作り。。
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リンゴやらお菓子やらの空き箱なので、野良猫ちゃん達が
興味深々で邪魔にやって来る~
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今回のゲームは、「1分間で角材を斬るコンテスト」「ゴルゴ人形を毛布で運ぶタイムトライアル」「紙食器を作って焼きそばを食べる」「消火栓の蓋の探検」「いざの時の持ち出し品・暗記クイズ」など。

だれもが指導者になれるように、紙芝居を作って前日の準備は完了!!!
当日は、駆けずり回ったから、あんまり写真は撮れなかった。。
紙食器のコーナーは、お昼時には丁度ヨカッタ!
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作ったコップでジュースを飲んだり、作った食器でおでんを食べたり。
消火栓の中を見たことある子どもも少ないので、興味深々だったようだ。
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角材をのこぎりで切らせるのも、オトナの策略とすれば、
ヤツラに切ってもらえば、12月の餅つき大会で使う薪の準備ができるし!!と。。(笑)
しかし、低学年の子どもたちには、力が弱く、
なかなか思うように木材が切れない・・。(笑)

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小生:「もうそろそろ、上からジャンプすれば折れるんじゃないか~?」
坊や:「エイっ!!(ジャンプ)」
しかし、体重が軽すぎるから・・・折れない。。
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小生:「じゃぁ、もうちょっと切るか~」
坊や:ギコギコギコ。。。

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小生:「もう、いいかなー??」
坊や:「ジャーーンプ!」
バキッ!!
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見事に折れて、
坊や、スッカリご満悦でドヤ顔(笑)
のこぎりに飽きると、木材を持ってヤツラ、線路を作り始めた♪
線路を歩いてやると、嬉しいみたいで、ドンドンと延長し始めて。。
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この遊びは想定外だったけど、おもしろかった~ヽ(*´∀`)ノ

打ち上げは、マッターりな感じで、いつもの防災イベントとは違った味わいだった♪
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来年は、30年前の昭和の下町風景をゲームで再現したいナ♪

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昔を振り返る

御嶽山の噴火災害があったので、「昔、御嶽山に何度か登ったなぁ・・」と思い出し、
古いアルバムを見ていた。
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すると、結婚する時に捨てたと思っていたこんな写真も出てきた。。

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誤解満々な写真だから、キッチリ説明せんとな。。。
小生は大学卒業後の最初の就職先は養護施設だった。
子どもたちが生き抜く力をつけさせるための性教育を目指していた。
福祉の職場は奉仕の世界と捉えられていたので、労働者として働いているという意識を持ってもらうために、組合も作ったりした。
同業者だけでなく、教育関係者、医療関係者、警察関係者、役所関係者とも積極的に関わって、24時間365日、フル稼働の日々だった。
性教育といっても、学校ではないので、黒板に向かったり、子どもたちを集めて話をするわけではない。
子どもたちが集まってテレビを見ていたり、みんなでご飯を食べていたりする場面で、ボソボソっと語りかけるわけよ。

その言葉の中身がとても大事で。
全国の養護施設を結ぶ性教育のサークルを立ち上げることにも関わった。
当時は書籍の執筆も多数行い、本屋にも並んだ。
(今は、その出版社は無くなってしまったので、国会図書館に行かなければ見ることはできない)
疲労が貯まる中で、数年経過し、何かがズレてきていることに次第に気づき始めた。
自分が言っていることと、心底考えていることとに微妙にズレが生じてきたわけだ。


この女装の写真もそうだ。

同性愛を理解するお芝居を舞台で演じたわけだが、
己自身、男性と付き合う気などサラサラ無い。
しかし、男性と付き合う男性を理解しようだなんて、偽善だわ。。と矛盾してきたのだな。
他にも、職員として動くことには偽善が付きまとってきたわけだ。
だから、退職したわけだが。
退職後、今に至るまでもやりたいことをやり続けているが、
まだまだ、やりたいことが無尽蔵に湧いてくる。
でも、あの当時の仕事が、ハチャメチャ過ぎて一番楽しかったわ!!

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子どもたちのパワー

小生が住んでいる町会には「子ども会」なるものが無くなって約10年。

隣の町会も「子ども会」が無くなってしまった。
。。。でも、子どもたちは住んでいるわけで。。
ほんでもって、その若い世代の親たちは横のつながりや縦のつながりが薄くなっているわけで。。
決して、繋がりを拒否しているわけではなく、むしろ、繋がろうとしているコトは鈍感な小生にだって判る。。
と、くりゃあ、一肌脱ぐしかないっしょ!!

各町会と繋がりを持っているんで、
数ヶ月前から「ジョイント出来ねえかなー」と相談を持ちかけていたところ、
「一緒にやってみる??」
という、他町会から天の声が!!!



一つ返事で、日程を調整し、
数回に渡る会議に同席させてもらい、急ピッチで人を集めた。

今回のイベントは、子どもたちに「屋台」の出店を開かせて、子どもたちに「作らせ」て、子どもたちに物を「売らせ」、儲けたお金で子どもたちの「打ち上げ」をさせるというもの。
子どもたちの、子どもたちによる、子どものための「屋台」。
オトナたちは、それを見守り・サポートするのがお仕事。
 
急なお誘いで有ったのだが、趣旨を説明したら「そういうコトなら。。!」と若い世代が全面的に動き始めた!
 
2日間やる予定の屋台村だったが、台風の影響で1日だけになっちゃった。
でも、子どもたちは「メニュー表」を作ったり、
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お客さんが長蛇の列になったりすると、
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「最後尾はココ」という手持ちPOPを持って案内したり、
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目をキラキラさせて一生懸命働いて、
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余りそうな商品があると「デリバリー」をして売り歩いてきたりと、凄いんですよ!!


子どもたちのパワーは計り知れないね。
一生にやった小生までもがタノシカッタよ♪

裏方に徹してもらった若い世代の大人たちも一生懸命で、
みんな いいヤツばかりだなぁ♪
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課題はそれなりに有るものの、
まずは、今年、一歩前に進んだ。

いいんだよ、一歩で。

野球だって、一つ一つアウトをとっていくんだよ。
んなワケで、次の2歩目の段取りをさっそく本日から始動っ♪

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今時の小学生

ひっさびさに小学校へ遊びに行った。

若い美人教諭がいたので声をかけたくなった。
小生:「今日は校長先生おられます?」
美人教諭:「いえ、今日は出張でお戻りになりません」
・・可愛い声だった。heart
 
教室に入り、子どもたちと話す。
小生:「明日からお休みだな!明日はなんの日だ?」
子どもたち:「ゴールデンウイークです。」
・・・間違ってはいないが、正確ではない。

 
小生:「違うだろ、GW後半戦だろ!」
 「それよか、何の日で休みなんだ?」
子どもたち:「GW後半戦の1日目です。」 (キッパリ!)
小生:「・・・・。んじゃぁ、明後日は何の日で休みなんだ?」
子どもたち:「GW後半戦の2日目で休みです。」
・・・憲法の日、とか、みどりの日、とか知らんのかね!?
 
小生:「じゃぁ、5月5日は?」
子どもたち:「こどもの日~!」
小生;「ほぉ。それは知っているのか!・・じゃぁ、5月3日は?」
子どもたち:「・・・・・。」
・・・やはり、知らなかったようだ。。
 

まぁ、かくいう小生も、5月4日はおまけの休日かと思っていたので、「みどりの日」ということを今日初めて知ったのだが。。happy01
 
先生に聞いて知ったのだが、最近の子どもは、エプロンの紐を、体の後ろで結べない位、不器用らしい。。
・・・しかし、小生も腕が後ろまで回らないのだが。。。

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子どもの方が「うわて」だった漢字の授業

フレンズ(葛飾ソフトボールチーム)の練習は、グランドだけではない。
グランドでは見せない別の選手達の顔も、ちゃんとチェックしておかなくてはならない!

・・というわけで、小学校の授業参観へ♪

こんな時でないと、なかなか学校に行けられないのよ。
・・ついでに、美人先生がどこのクラスになったかも、チェックしてこようっと。

受付に行くと、
「オヤッさん、あとチョットしか時間無いよ。」
小生:「いろいろ有ったんだよ、チャチャッと廻るから。」


残り時間も少なかったので、1年生~6年生まで、1クラスずつササッと、見てまわる。
最近はクラスの数が少ないから、効率良く廻れる。

6年生の英語の授業も面白かったが、今回は4年生と5年生の国語の授業に釘付けだった。


●4年生の授業
美人先生:「さんずいの漢字を、いくつ書けるか班毎に競争しましょう。
 よーい、どん!」

・・・各班毎に、さんずいの漢字を黒板に書き始める。

A班・・「油」「汗」「汚」「泣」「洗」
B班・・「海」「汁」「温」「酒」「漁」
C班・・「浩」「清」「沢」「法」「洋」

・・・・こいつら、何かを連想しながら漢字を探している。。。(汗っ!)
A班のヤツラ、小生の下着が汚いことを比喩していないか??
B班は、明らかに居酒屋を連想してるし。。。
C班は、人の名前ばかりじゃねーか??


・・・なんだか、高度な授業を見たような錯覚がした。。


●続いて、5年生の国語の授業
美人教諭:「さぁ、真ん中の四角に入る漢字はなんでしょう?!」
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生徒A:「水かなぁ。。。?」
生徒B:「でも、『じゅんすい』の『すい』の字が違う気がするンだけど。。。」

た、確かに!!
クイズ形式の授業は面白かったが、・・・先生、惜しいっ!!
「純」じゃなくて、「真」とか「氷」にすればヨカッタ (><)


短時間だったが、フレンズの選手の、意外なレベルの高さを垣間見た気がした。

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女と男の感覚の違い

『男から見て「何故と思う女性の行動」ランキング』を見ると、確かに4位と5位には共感するよ。。

小生にとって買い物は、インスピレーションで衝動買いが基本だし、
迷っているくらいならば買わない。

一粒で2個楽しめるというグリコ・アーモンドも、まさしく女性に受け入れられる商品なんだなぁとも思う。

一粒でもしっかりとその一粒を美味しく味わえれば良いじゃん・・と思うのは、
どちらかと言えば男性に多いんじゃないかなぁ。。。?

昔、養護施設職員だった頃、高校生たちに女の子達が見ているマンガを使って、
「女の子の心理」と「男の子の心理」との違いを教えたことがある。

小生:「このマンガの台詞欄に、なんて言っているのか埋めてごらん。」
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当時「おにいさん」と呼ばれていた小生は、
高校生達から「えーー、お兄さんもこのマンガ読んでるのー??」と言われつつ、
小生:「これは初体験の時のシーンだ!この男と女はなんて言っていると思う?」と尋ねた。

女子高生達は照れていたが、そんな女子高生に男子高校生は意外とノリノリで、
ボーイズ:「そんなの簡単ジャン!『痛くしないからさ』で、『いやんっ』でしょ?

それに対して女子高生達は猛反論!
ガールズ:「そんなわけないじゃん!『大丈夫』の次は『ゴム付けてるから』でしょ!
『嫌っ』じゃなくて『痛っ』に決まってるジャン!! バカじゃん!!」

ボーイズ:「大丈夫、の次は『痛くしないから』に決まってんだろっ!!」

・・・まぁ、ボーイズたちは当時から明らかにエロ本の見すぎだったわけよ。(笑)


「ちなみに答えは、痛くしないでもなく、ゴムをつけるでもなく、こうだったんだけどね。」と原作を見せながらも、
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それぞれの異性の考え方の違いを、ヤツラなりに感じ取ってくれたわけよ。

・・・あの当時に行なった小生の性教育って、こんなもんだったけど、
今の小生なら、その感覚の違いを受け入れさせるような、もうちっと ましな性教育が出来るような気がする。。

60歳まで生きられたら、また、教育の現場に復帰したいなぁ。。
その時は先生ではなくて、「地域のオヤジ」として。

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昨今の「子ども事情」

4月から月に1度、学校が土曜日も授業になったので、
そんな日は、フレンズの練習も無く、小生はとってもヒマ~。

ならば、授業参観に行ってくるか!!( ̄ー+ ̄)

先ずは中学校の教室へ。
う~ん、教室の窓からスカイツリーが見える…っていいなぁ。

授業は、工作作品の感想発表。

教師:「自分のものを作ってみてどうでしたか?」
少年:「釘を打つのが難しかったでーす。」
教師:「・・その作品に、何を入れるんですか?」
少年:「本とかでーす。」

  着席後に、
 少年:「ワンピース、全巻入るかなぁ。」

…中学生なのに、どこに置く大きさにしたのか計画性が無いのかぁ・・??
しかも、中学生全体的に、言葉の表現力が乏しいんだななぁ。。と思った。

30分位見ていたら、飽きてきたので、
次に、フレンズやランチャーズの選手が通う2つの小学校に向かった。

まずは、H小学校。
3年・4年・5年・6年とクラスを徘徊する。

気になる美人先生の授業も見たかったが、
該当の子ども達がいないクラスだと不審者になってしまうんで、
仕方がなくそういうクラスは後回しにする。

さて、6年生の授業は国語で「迷い」という作文。
作文を読んでいるとオモシロイ ( ^ω^ )

作文A:
 「人生には色んな迷いがある。僕は今まで沢山の迷いが有った。」

小生ココロの声…またまた!・・小学生で人生を語るな!(笑)

 「例えばゲームを買うときは結構迷う。
 こっちのゲームが良いか、こっちも面白そうだ、と迷う。」

(小生ココロの声…結局、そこか! くだらん迷いだ。)

作文B:
 「外人に会った時、声をかけるかどうか迷う。
 まだ、他にもあるがこの位にしておこう。」

(小生ココロの声…何をもったいぶっているのだ!
          作文なんだから全部書けよ!(笑)

作文C:
 「人の名前を間違っているのか合っているのか、
 で、結局合っていると嬉しいけど、間違っているとちょっぴり恥ずかしい。」

(小生ココロの声…間違ったっていいじゃん。とりあえず挨拶しろよ。。)

作文D:
 「レストランなど行ってよくあることだが、メニューを見ると迷ってしまう。」

(小生ココロの声…女の子らしい可愛い迷いだが、
           全部喰えば いいじゃんか。)

この授業も飽きてきたので、
この日のメイン・イベント、地元のアクロバットGロケットが
体育館で演技を披露してくれるとのことなので、体育館へ。

天井からぶら下がったロープを使って空中でクルクル回る大技。
まるで、サーカス団を見ているようだ。

体育館の中は、不思議な空気に包まれた。

いつもの体育館ではなく、そこはステージであるような錯覚こそ感じた。

まぁ、こんな素晴らしい演技です。

その後は、体育館でG-Rocketsのアクターによるダンス教室。
素晴らしい演技を見た後なので、子ども達はノリノリ♪
お姉さんたちと同じように踊れるはずが無いのに、
気分はG-Rocketsなんだな、これが。(笑)
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ものすごく、楽しく見させて戴きました。♪

最後に、K小学校へ向かう。

K小学校は小生の町会エリアではないので、一応、受付を通る。
受付の美人PTAは顔なじみなので、一応、顔パスなんだが、
一応は記帳を試みる。。。

しかし、親でもないからクラスを書けないし、来賓でもないから該当する記入欄が無いし。

記帳に困っていたら、
美人PTA:「消防にする?チーム名にしておく?」

・・・う・・・ん、消防にするのも妙なので、上千葉フレンズと記帳。

さて、この小学校は、英語に力を入れている感じだ。
階段にもワンステップ毎に英語が。
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「1・2・3・4・・・」ではなく、「パート・平社員・主任・係長・課長・部長・取締役・社長・・・」なんて階段にしても良いかもしれない。。(我社の非常階段で取り入れるか!?)

トイレにも「toilet」と英語が。
ココでも、「BOY」とか「GIRL」だけではなく、
男の小便器の前には、
「一歩前へ!」とか、「松茸の 汁をこぼさぬ 礼儀かな」とかを
英語で一句、詠んで欲しいところだわ。

さて、5年生の授業は英語。
日本の公立小学校の英語の授業とはどんなモンなのか気になる。。

授業の中身は、海外の国境を見てその国の挨拶で答えるというもの。

…コレってホントに役にたつのか?? (Θ_Θ)
国旗よりもむしろ、その国の顔写真を見せて、
挨拶とか食べ物の名前を覚えた方がわかりやすいと思うが。

それって、差別になるのかなぁ?

6年の授業も見に行く。
女の子たちが、AKB48の柏木由紀ちゃんや篠原麻里子ちゃんの下敷きを持っていることが小生には新鮮な驚きだった。。
そんな下敷きならば、小生が欲しいわ。。

女の子ならば「あらし」とか男の子のアイドルの下敷きではないのか??

・・・まぁ、小生が小学生の時分は、男の子が持っていた下敷きは「小柳ルミコ」やら「天地真理」やらのだったもんなぁ。。
まぁ、小生は「アグネスチャン」オンリーだったんで、アグネス下敷きでしたが。

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優花

養護施設にいる子どもたちには、素敵な名前を持っている子どもが多い。

この子も そうだった。
優しい花と書いて、優花(小2)。
そして、妹の和音(幼稚園)。

父親は大工さん。
母親は、成人になると発病しいずれは命を失うという難病で入院中。

2人が施設に来たときの理由は、父親が「通院と子育てを両立できない」というものだった。

職員側とすれば、父親には妻の看病に専念させ、子どもを預かるという、さほど難しいケースではなかった。

姉の優花も、妹の和音も一番最初の日は、父との別れに夜通し泣いていた。
しかし、1週間もすると明るく、キャっキャと笑い、特に優花は妹思いであった。

和音の朝の着替えや、幼稚園の支度まで世話をしている、名前の通り、優しい子だった。
月に一度は、父と共に 母親の病院へも行った。

母親もまだその頃は、入院しているといえども。シッカリとしていた。

しかし、半年位してからだろうか。
母親の症状が急激に悪化し、徐々に記憶が無くなり、
姉が母親に、「優花だよ、お母さん!」と言っても、母親は娘の名前すら判らなくなってきた。
通院に立ち会ったとき、波だが止まらなかった。

丁度その頃からか、父親宅にお見舞いの日程を調整するために電話をすると、見知らぬ女性が電話口に出るようになってきた。
その見知らぬ女性は、最初、「近所の者です。」と答えていた。

他の日に電話をしても、いつもその女性が電話口に出る。
そして、「※△さんは、今夜は遅くなるそうですから、代わりに聞いておくよう言われています。」と言う。

世話をしてくれている近所の方といえども、立ち入った話なので、話すわけにはいかない。
※△さんが何時頃に帰宅するのか伺い、夜遅い時間であったが訪問した。

状況は、最悪だった。
こんな状態の父親を不憫に思って近寄った彼女と、父親は同棲していて、彼女のお腹には新しい命が宿っていたのだ。

既に、通院にも父親としての役割も果たせないでいた。

こうなると、子どもと親とのパイプ役どころか、大人の男と女の調整役もしなくてはならなくなってくる。

子どもを24時間預かって生活を共にしている現場の我々職員としては、ついつい子どもの立場を重視してしまう。

父親と共に病院へ見舞いに行かせることについて、職員の間でも賛否両論だった。
「自分が大人になった時に、ああやって死んじゃうんだと悲観するのではないか?」
「病気になったら、男が浮気をすると思ってしまうのではないか?」
「新しい家族の中に帰すべきかどうか」

職員会議は何日も継続した。
泊まり明けでフラフラな状態であっても、その子たちの未来の為に話し合った。

その時に職員達で出した答えが合っていたのか。。小生にとっては、今でも答えは出ない。

明るかった優花の顔が日増しに淋しい顔になっていったことは、瞼に焼き付いている。

(※もちろん、脚色していますから、エッセイとしてみてください)

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プロローグ

(小生が昔、働いていた養護施設のことを少しずつ書き残していこうと思う。。
そのため、新しいカテゴリー(子どもを旅する)を追加した。)

児童養護施設というと、障害者の施設だと勘違いされるケースが多い。

障害は一切無い。
有るのはココロに負った傷だ。

対象は2~18歳までの子どもたちで、その親に養育能力がないと判断したらば、受け入れられる。

終戦直後は、戦災孤児の施設だったが、今は、親は生きているのに育てることが出来ないケースが増えている。

だから、ここにいる子どもたちは、勝手な大人たちが作った社会問題の被害者である。

もう少し、生々しく書くと
例えば、
離婚後、我が子を気にかけられなくなったタクシー運転手、コンビニ店長、夜のお店で働くママ、売春の結果出来てしまった子、親に強姦されてしまった子…

ケースは様々だ。

大人の女と男の関係に「離婚」という選択肢があることは理解しているが、「離婚」の結果、子どもがバラバラになったり、寄りどころを無くして不安定になるケースが多いことも、大人は理解しなければならぬ。

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